センチュリー21を存分に活用。
組織力、個人力を強化し、さらに上を目指します。

株式会社グローバルホーム(東京都稲城市)

代表取締役上村範丈様

加盟年月:2012年6月

勢いがあり目立っていたセンチュリー21の店舗に入社

高校卒業後はいろいろなアルバイトをやっていたのですが、23歳の時に不動産経営をしていた叔父に誘われてこの業界に入りました。叔父の会社はノンブランドのまさに家族経営といった会社です。そこでしばらく働かせていただけたのですが、そのうち業界のこともいろいろとわかるようになり、自分のやりたいことがその会社ではできないように思えてきました。

そのころ近隣にセンチュリー21の店舗がありました。その会社は当時ものすごい勢いがあり、そのエリアではとても目立っていた会社です。業績が高いことはもちろん社員数も多く広告も派手。今でこそありませんが街の至るところに捨て看を見るような会社です。センチュリー21の中でも中堅か上位にあった会社だと思います。

同社には知り合いがいたので会社の様子も聞いていて、ある時面接を受けさせていただきました。ちょうど会社が分社化し、新店舗を出すタイミングでオープニングスタッフが必要だったということもあり、その場で内定をいただくことができました。その後、お世話になった叔父にはお礼を伝え、新天地で働くことを決意しました。

入社後は、やはり競争意識の低い家族経営の会社とは違い、数字に厳しい会社でした。しかし、個人を厳しく詰められるといった感じでもありませんでした。それよりも、社員がたくさんいたので数字を上げないとみっともないとかカッコ悪いという空気が流れており、それが営業マンの原動力になっている雰囲気があった気がします。

私も20代の半ばでお金を稼ぎたいという気持ちもありましたし、調子に乗っていたので、変な数字は残せないという思いはありました。個人の業績について言えば、個人センチュリオンは毎年のように受賞し、通算で7回受賞させていただきました。

30歳手前の時に店長に就任しました。順調に業績を伸ばし勢いに乗って3店舗まで拡大していきましたが、33歳の時にリーマンショックが起こりました。同社では社有物件を多く手掛けていたこともあり、その煽りを大きく受ける形となり会社の業績も急激に低下していきました。


元の店舗を引き継ぎ独立、そしてセンチュリー21に加盟へ

店舗の閉鎖、社員のリストラや退職など、まさに音を立てて崩れていく状況を経験しました。私はそれなりのポジションにいたこともあり、業績が傾く中、3年ほど処理の対応を続け会社を何とか立て直そうと頑張りましたが、現実には容易なことではありませんでした。

そのうち、自分の思うやり方で一からやってみたいと考えるようになりました。散々悩んだあげく当時の社長に相談し、独立することを決意しました。店舗は私が店長として働いていた同社の店舗を譲り受け、数人のスタッフがついてきてくれることになりました。ノンブランドで会社を始める気はなかったので、センチュリー21の加盟は独立当初から決めていました。以前から店長としてセンチュリー21の会合等には参加させていただいていたので、加盟のメリットは十分理解していました。

加盟後の周りの反応は、店長から社長になったことで「おめでとう」と言われることはありましたが、それ以外は社名が変わったくらいで特段変化はありませんでした。変わったとすれば私自身です。創業してから2、3年は会社には慢性的にお金がなく、人材の定着もままならなかったので、私自身がプレイヤーを兼務して数字を作りつつ、まさに一から経営も行なっていきました。社長になったのに、また課長に戻ったような感じです。

創業して4年目くらいからは徐々にではありますが、会社として数字が作れるようになってきて自分の目指す方向性、ビジョンが社員に浸透してくるようになってきました。余裕ができたとは言えないまでも、やりたいことができるようになってきたという感覚はありました。

業績的には店舗センチュリオンも射程に入ってくるようになり、社内でも意識するようになりました。ただ、それから何度か1億3,000万円くらいで止まってしまうことがあり、ひとつの壁を経験することとなります。

そして、2017年の始め頃に地主さんが駅前にテナントを含めた賃貸マンションの建築を計画していることを知り、交渉の末2018年1月に移転をしました。同じ時期に幹部の人員についてもテコ入れをし、若手リーダーを中心に社員・パートも奮起してくれて、2018年度にようやく店舗センチュリオンを獲得することができ今に至ります。


センチュリー21の先輩経営者が会社の支えに

私自身、好きなことをやっていてその延長に今の仕事があるので苦労と感じたことはあまり思い出せません。もちろん場面場面では大きな課題や大変なことはあります。しかし、それを口に出したところで改善される訳ではありませんし、大変な中でもやるべきことは決まっていますので、それを行っていくだけだと思っています。

もちろん、何から何まで自分の力でできているかといえば、まったくそんなことはありません。課題があればセンチュリー21の加盟店の経営者の方に力を貸していただくこともあります。アドバイスもいただけていますし、相談も多くさせていただいている方だと思います。それが私にとって、ものすごい支えになっていることは間違いありません。

苦労として一つあげるとすればやっぱり人材でしょうか。店長時代からマネジメントはしていましたが、最終責任は社長にありました。そして今、いざ社長になると店長と違って後ろがありません。社員の人生を預かっているという意識は当然あります。頭ではわかっていましたが、いざその立場になってみると違いの大きさを感じています。

嬉しかったことはいろいろありますが、最近では店舗センチュリオンという目標を達成できたこと。それと、店舗の移転は先ほどお話した通り2018年の1月でしたが、1月4日(金)と5日(土)の2日間オープニングイベントを盛大に開催できたことです。
チラシを大々的にうち、地域の皆様にも多数ご参加いただきました。マグロの解体ショーをやったり、お寿司を無料で配ったりして、本当に大盛況だったと思います。店舗が駅前なので、駅を降りてきた方にも「どうぞどうぞ」といってご参加いただいたりしました。2日間トータルで恐らく1,000名以上の方にご参加いただいたのではないかと思います。

以前から付き合いのあった加盟店の仲間もたくさん駆けつけてくれましたし、もちろん本部の方も多数ご参加いただきました。今思えば、ひとつの決意表明のようなもので、新店舗にかける思いがありました。その結果が店舗センチュリオンに繋がり本当に良かったと思います。


センチュリー21の仕組みも積極的に活用

21Cloudの顧客/追客管理システムを利用しています。以前は、エクセルで案件管理をしていました。しかしそれでは、サーバにあるファイルを社員が皆アクセスしなければなりません。運用的にはアナログだったと思います。このシステムの良いところはブラウザからすぐにアクセスでき、社員全員が今どの顧客をどう対応しているのかが一目でわかるところです。

私自身はスケジュール機能くらいしか使わないのですが、全体の追客状況を一元管理しているのでスタッフ達も自分以外の顧客についても状況を瞬時に把握することができます。どのお客様から電話がかかってきても、誰でもある程度の対応ができるようになり重宝しているようです。

もちろん、システムを使っても売上が上がるわけではなくて、業績のアップはその先の頑張り次第なのは理解しています。今後使い続ければ業務効率はすごく良くなると思っています。あと、使うと決めたらシステムの良さを失わないように、システムの持つ機能を素直に捉えて使った方がいいと思います。

地域連絡会の活動にも積極的に参加しています。やはり加盟店との交流は本当にメリットが大きいと思います。加盟店経営者の方は、まずは積極的な参加をすることをお勧めいたします。

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個々の能力を伸ばしつつ組織力を強化へ

目標のひとつは、やっぱり店舗センチュリオンの継続です。都心は少し違うと思いますが、今のここのエリアでいうと1.5億円というのは高すぎず低すぎず、目標としてはちょうどいい額だと思っています。それが1.8億円や2億円と言われてしまうと、もう目指さないかもしれません。ただ、1.5億円で経営的に健全かと言われると、実は全然そんなことはなく、そういう意味では当社はもう少し上を目指して利益もしっかりと出していかなくてはと考えています。現在の集客は、主にポータルサイトに頼っている状態です。今のビジネスモデルが未来永劫続くとはまったく思っていませんし、このまま同じような営業手法、同じような集客が続くことはないと思います。ですから、ポータルに頼らない集客のやり方も模索していく必要があります。

例えば、賃貸と売買を行っている強みを生かして賃貸からのステップアップで購入していただいたり、管理を含めた賃貸のご依頼も増えています。オーナー様の相続対策のご相談やお客様からのご紹介も多数あります。一人のお客様に対して長期的にお付き合いをしていき、その都度集客をしなくてもある程度業績が上がる仕組みを作ることも一つのやり方です。

今は特別な仕掛けや仕組みを作れていないのですが、年間でみるとそのような売上が意外とあります。そのためにまずは個人として相続や不動産コンサルティングの勉強や集客力と収益性の高い買取案件の強化に力を入れていますが、会社全体での施策や実践方法についても具体的に考えて早急に取り組んでいこうと思っています。

課題は、幹部の育成ですね。売買は平均2,300万円くらいで全体的にもう少し底上げができると思います。賃貸については管理をもっと増やせるだけの伸びしろはあると考えていますが、この狭いエリアだけで売上を伸ばしていけるかというとかなり難しいと思います。

もっと上を目指すには、やっぱり店長クラスの人材を育てつつ組織力を強化して、店舗展開も視野に入れていかなくてはなりません。そのためには個々の能力を伸ばし、そのための人材育成をしていくことに注力していく必要があると考えています。


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