知名度と売上連動フィーが決め手に。
リフォーム×売買仲介で更なる拡大を目指す。


不動産専門株式会社(北海道釧路市)
代表取締役園生 貴之 様
ハウスメーカーで出会った先輩を、5年かけて口説いた
不動産業を始める前は、ハウスメーカーで働いていました。現在の専務である庄林との出会いも、そこからです。庄林は2つ上の先輩で、私が後輩として入ってきた形でした。
若い頃、さまざまな先輩と仕事をしてきましたが、「この人は本当に尊敬できる」と初めて感じたのが庄林でした。起業するならこの人と一緒にやりたいと、そのころから決めていました。その後、私は26歳で不動産会社へ転職し、この仕事の面白さに気づいたことで起業への意欲が固まりました。「どうせやるなら尊敬している人と一緒にやりたい」という思いで庄林を口説き続けること約5年。最終的に同じ不動産会社でともに修行を積んだ後、建築・リフォームと不動産仲介の両軸を持つ会社を立ち上げました。
設立から半年ほどは、建築をメインに事業を進めていました。当時は、会社を存続させるためにできることは何でもやっていたというのが正直なところです。
「加盟するならセンチュリー21」と、最初から決めていた
起業当初は、フランチャイズへの加盟は考えていませんでした。ただ、もし加盟するとしたらセンチュリー21しかないと思っていました。釧路にはまだセンチュリー21の店舗はありませんでしたが、知名度は圧倒的だと感じていました。
そんなある日、センチュリー21の担当者が飛び込みで訪問してきました。庄林に話したところ「まだ早いんじゃないか」という反応で、そのときは断りました。ある程度は紹介案件でまわっており、焦って加盟する必要はないと思っていたのです。しかし、不動産業を強化すればリフォームにも必ずつながるという確信はあったので気になってはいました。
次の訪問で、担当者がクレヨンしんちゃんのポスターを持ってきてくれました。今年からイメージキャラクターになったとのことで。実はうちで飼っている猫2匹の名前が「しんのすけ」と「ひまわり」なんです。それくらいクレヨンしんちゃんが好きなので、この起用は個人的にとても嬉しかったです。


決断の決め手は、「売上に対してのフィー」という仕組み
検討を進める上で不安だったのは、フランチャイズの固定費です。他社では毎月40〜50万円の固定費がかかるケースがある中、センチュリー21のロイヤリティは売上に連動する仕組みでした。売上が立たない時期でも固定費に押しつぶされないという安心感があり、「これだったらいける」と思えたことが、加盟を決断した大きな理由のひとつです。
あわせて、他社と比較して圧倒的な知名度があること、店舗のイメージがかっこいいことも、センチュリー21を選んだ理由でした。
「センチュリー21です」の一言で、電話の反応が変わった
加盟後に実感したのは、ブランドがあることによる営業のしやすさです。見知らぬ会社からいきなり電話がかかってくるより、「センチュリー21です」と名乗ると、相手が知っている分、受け入れてもらいやすくなりました。加盟後は庄林も私もあまり自ら営業に出ることは少なくなりましたが、スタッフの行動を見ていても「センチュリー21の名前は大きいな」と実感する場面があります。
クレヨンしんちゃんのグッズも好評で、ノベルティとして渡すと喜んでいただけることがよくあります。住宅購入層やお子さん連れのお客様も多いため、キャラクターの親しみやすさが自然な接点づくりにつながっていると感じています。


未経験のスタッフが、北海道3位に
設立翌年に入社したスタッフは、市役所や映画館など不動産とは全く異なるキャリアの持ち主でしたが、「営業に向いている」と感じて声をかけ、一緒に取り組んできた結果、昨年は北海道3位の成績を残してくれました。
採用において不動産経験の有無にはこだわっておらず、その人のカラーや可能性を見て判断しています。現在は3店舗体制ですが、新しい店舗を出す基準は「任せられる人が現れたとき」です。店舗ごとに異なる営業スタイルや強みを持つことで、顧客層が自然に分散され、組織全体に広がりが生まれています。また、800万円以下の売買仲介手数料の上限が見直された法改正により、これまで対応が難しかった遠方エリアにも積極的に展開できるようになりました。
加盟店同士のつながりも、実際のビジネスに役立っています。帯広の加盟店さんとリフォームを相互に紹介し合ったり、夜中に物件の相談の電話をかけたらすぐに出てくれて成約につながったりと、協力関係ができています。
本部のサポートも心強く、大変助けられています。本部には大手の不動産会社出身の方も多く、ノウハウを自社のスタッフに浸透させてくれるのは非常に大きいです。サポート担当者は、こちらからの質問に対してすぐに対応してくれますし、支店長がオリジナルの勉強会を開催してくれることもあります。そこまでやってくれるのかと、素直にありがたいと感じています。
加盟して一番よかったことを一つに絞るのは難しく、トータルでまんべんなく助かっているというのが正直な実感です。お客様に受け入れてもらいやすくなったこと、困ったときに相談できる相手がいること、スタッフのモチベーションを高める表彰の仕組みがあること、他の加盟店と話ができること。それらが合わさって、全体がプラスの方向に働いている感じがしています。
釧路から、全国20店舗へ
今後は江別市・札幌市・苫小牧市等への出店を計画しています。札幌は南北から始め、いずれは東西南北全てへの展開を視野に入れており、将来的には20店舗体制が目標です。
千葉への進出も検討中です。スタッフのご家族が千葉に住んでいることから話を聞く機会があり、地域の相場感や業者との雰囲気が自分たちに合うかもしれないと感じています。本格的な市場調査はまだこれからですが、「フィーリングを大事にする」という経営スタンスが、この発想の原点にあります。
新事業として銭湯会社のM&Aも構想中で、観光業と建築・不動産を組み合わせた展開を考えています。他の加盟店への訪問なども積極的に行いながら、さまざまな知見を吸収していきたいと考えています。センチュリー21のネットワークをさらに活用しながら、着実に成長を続けていきます。

