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決め手は伊藤忠グループの信用力。
BtoC参入を足掛かりに事業の多角化を目指す。

麻布ベストハウス株式会社
(東京都文京区)

代表取締役金岡 弘大 様

加盟年月:2021年6月

デベロッパーでの黄金期から、突然の転落へ

私はもともと、日本国内で供給戸数8位を誇る大手デベロッパーに勤めていました。23期連続増収増益という黄金期で、40歳で取締役本部長に就任した矢先、リーマンショックで会社が倒産しました。仕事も、資産も、一夜にしてすべてが消えました。

そこから約1年間、妻に支えてもらいながら娘の中学受験に付き添う日々を送りました。その後、生まれて初めてハローワークに行き、再就職の話もありましたが、45歳からの20年間の生涯賃金を計算すると、明るい未来が見えなかった。どうしてもスイッチが入らなかったんです。

転機となったのは、2011年3月11日の東日本大震災でした。新宿の大ガードで激しい揺れに遭遇し、6時間かけて徒歩で帰宅しながら、「生きているということは、選ばれた人間だけなんだ」と気付きました。
選ばれているなら恩返しをしなきゃいけない。その思いで、前々からやりたかった起業を決意しました。


2011年11月11日、麻布から始まった再出発

会社の設立日は、2011年11月11日。「いい会社を作ろう」という思いを込め、定款の認証時刻は11時11分11秒にこだわりました。
社名は当初、横文字の候補をいくつか考えていましたが、受験を控えた小学5年生の娘が「パパ、ベストな会社でいいんじゃない?私もベストを尽くして受験するんだから」と言ってくれて。「麻布ベストハウス」という社名は、娘が名付けてくれたものです。

麻布に事務所を構えて創業し、当初は不動産仲介事業からスタートしました。初年度には仲介手数料だけで6,200万円を売り上げ、その後は土地の目利きと権利調整を強みに、買取再販事業や開発事業へと事業領域を拡大。さらに建設会社も設立し、不動産と建設の両輪で経営基盤を築いてきました。

その後、事業拡大に伴い、2015年に現在の本郷の店舗へ移転しました。


エンドユーザー市場への参入と、信用の壁

センチュリー21の営業担当の方が最初に飛び込んできたのは、加盟の7年前のことです。当時は即座にお断りしました。それでも諦めず、春・夏・秋・冬と季節ごとに顔を出し続けてくれました。

事業を広げる中で、もう一本の柱としてエンドユーザー向けの販売を強化したいと考えるようになりました。BtoBの買取再販は物件次第で件数に限界がありますし、エンドユーザーに直接販売できれば、同じ案件でも利益を大きく伸ばすことができます。

ところが、いくらチラシで大手感を出しても、お客様は来てくれませんでした。事務所の前まで来ても中に入らずに帰ってしまうこともあって。ブランドのない会社への信用の壁は、想像以上に厚かったんです。そこでフランチャイズ加盟を検討し始めました。

会社設立10周年というタイミングで「何か新しいことをやろうか」という気持ちが生まれ、改めて話を聞くことにしました。他社も検討しましたが、賃貸のイメージが強い等、売買メインのうちには合わないと判断しました。

センチュリー21を選んだ最大の理由は、40年以上の歴史と伊藤忠商事グループとしての信用力です。


看板を変えた途端、銀行が飛んできた

加盟後に最も驚いたのは、銀行の対応の変化でした。事務所の目の前にメガバンクがあるのですが、加盟前に融資を依頼しに行っても相手にされなかった。ところがセンチュリー21の看板をつけた途端、融資担当者が飛んできて「ぜひ当行でご融資させてください」と言うんです。この間断ったじゃないか、と正直思いました(笑)。

また、集客については、個人でテレビCMを打とうと思うと何億もかかります。それを本部がやってくれている。だからロイヤリティは「ただ」みたいなものだと、社員にもいつもそう伝えています。

採用面でも変化が出ました。以前は知人に声をかけても家族の反対等で断られることが続いていましたが、加盟後は応募数が明らかに増えました。
センチュリー21のネットワークを活かした加盟店間の連携も動き始めており、福岡の物件を現地加盟店と共同販売するといった取り組みも生まれています。


業務を支えるITツールと、生成AIの活用

システム面では、センチュリー21の契約書作成システムを積極的に活用しています。自動保存やExcelでの編集ができるため、事務作業の効率が大きく上がりました。

中でも、本部が開発して提供している不動産特化の生成AI「チャットAI」は、実務で欠かせないツールになっています。契約書のチェックや特約の文言確認、宅建業法上の適否の確認など、専門的な判断が求められる場面でも、すぐに答えを出してくれます。掘削同意書など込み入った内容でも、入力すれば的確な情報が返ってくる。
また、お客様へのメール返信にも活用しています。「この内容を親しみやすい雰囲気で伝えてほしい」と指示するだけで、温かみのある文章に仕上げてくれる。不動産に特化しているので、自分が入力していない細かな補足まで加えてくれることもあり、提案の質が上がっていると感じています。

こうしたITツールが整っているおかげで、少人数でも業務が回る環境が作れています。


加盟店同士の縁をつなぐ

現在、東京都地域連絡会の副会長を務めています。加盟当初から勉強会や交流会に積極的に参加してきたことで、ネットワークは着実に広がりました。

センチュリー21があったから縁が得られた、というのが一番強く感じているメリットです。他の加盟店のスタッフが「宅建を取りました」と報告に来てくれることもあって、そういうご縁が本当に嬉しい。加盟店同士がみんなで成長していけばいいと思っています。

表彰制度も大事にしています。先日の表彰式では、弊社の2名が受賞しましたが、受賞した社員が舞台に立つ姿を見て、登壇できなかった社員が「次は自分も」と悔しがっていました。ああいう場があることで、社員の目標が生まれる。一人でやっていたら絶対につくれない仕掛けです。


守りには入らない。次のステージへ

今後は不動産と建設の二刀流をさらに強化しながら、マンション開発の本格再開と資産規模の拡大を目指します。まだまだ冒険したい。守りに入るつもりは全くありません。

加盟を検討している方に伝えるとすれば、センチュリー21に入るとビジョンが広がるということです。ヒト・モノ・カネがついてくる。
自分一人ではつながれなかった人と出会い、仕事が生まれる。40年以上の信用というのは、それだけの力を持っています。

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