異業種から参入し、1年で黒字化。
その自信を胸に 地域No.1を目指す。

株式会社エステート仙台(宮城県仙台市)
店長羽倉 天平 様
異業種からの挑戦は「宅建を取ってこい」の一言から
私はもともと、親会社が運営する寿司デリバリー「銀のさら」で働いていました。20歳頃にアルバイトで入って、そこから社員になり、店長、そして埼玉エリアのマネージャーとして7年ほど。気づけば10年以上、飲食業界にどっぷり浸かっていましたね。
そんな私が不動産業界に足を踏み入れたのは、本当に突然のことでした。ある日、社長から「宅建を取ってこい」と言われたのが始まりです。そこからは事業計画を作りながら宅建の勉強をする毎日。もちろん、不動産や建築の知識なんて全くのゼロ。何から手をつければいいのかも分からない、まさに手探りの状態からのスタートでした。
フランチャイズ選びの決め手
未経験から事業を始めるにあたって、フランチャイズに加盟するというのは最初から決めていました。すでに「銀のさら」がフランチャイズで成功していたので、不動産もフランチャイズで、と考えるのは自然な流れでした。そこでいくつかの本部から話を聞きました。
飲食業の年末年始などの繁忙期は本当に過酷で、ひどい時には40分くらいしか寝られずに次の日を迎えることもありました。「次の事業でまた同じことをしたいか?」と自問したとき、答えは明確に「ノー」でした。そうなると、同じように繁忙期がはっきりしている賃貸業は、我々が求めるところではないな、と。
こうして売買をメインにすることを決め、最終的にセンチュリー21に加盟することを決意しました。決め手はいくつかありますが、一番大きかったのは「業界No.1のブランド力」ですね。
「銀のさら」は宅配寿司でNo.1ですが、「じゃあ2位は?」と聞かれても、多くの人は答えられないんじゃないかと思います。それと同じで、No.1だからこそ得られるもの、No.1であり続けている理由が必ずあると感じていました。フランチャイズの中でセンチュリー21の圧倒的な認知度は、非常に魅力的でした。
それに、直営店を持たずに加盟店のサポートに徹するという事業モデルや、他の不動産会社のような体育会系のイメージとは少し違う「おしゃれな雰囲気」も、自分たちの目指す方向性と合っていると感じました。
相談相手がいる安心感
加盟して一番良かったこと。それは何と言っても「相談相手がいること」です。もし一人で不動産会社を始めていたら、ここまで気軽に相談できる相手はいなかったでしょう。この安心感は、加盟した最大のメリットだと感じています。
特に、エリア担当者の存在は大きいですね。本当に良くしてもらっていて、休日や夜でも電話で実務の相談に乗ってくれたり、重要事項説明書のチェックまで手伝ってくれたりと、本当に助かっています。
加盟店同士のネットワークも、大きな価値を感じています。
以前、研修で他の加盟店を訪問させていただいたのですが、これは「すごく良かった」の一言に尽きますね。そちらの加盟店は、地道な作業を徹底的にやる、まさに「王道」を行く会社でした。その姿を見て、「これをやっていれば間違いないんだ」という確信を得ることができました。色々なことを学べて、本当にいい経験になりました。会社の外に出て、成功している人の話を直接聞くことで、自分たちの現在地を客観的に知ることの重要性を痛感しました。具体的な目標となる存在に出会えたことも、大きな財産です。
最近では、神奈川や東京の加盟店さんから「仙台に住み替えを考えているお客様がいる」と案件を紹介してもらうこともあり、全国に広がるネットワークの強さを実感しているところです。


地域No.1を目指し、組織を次のステージへ
事業開始から1年で3ヶ月平均の黒字化を達成し、売上のつくり方が見えてきました。まずは業績上位の加盟店に贈られる「センチュリオン」の獲得を目標とし、体制的には、現在の4名体制から人数を増やしチーム制に組織を拡大していきたいと考えています。
その先には、新店舗の出店も視野に入れています。売買仲介を軸に、今後は買取再販事業にも積極的に取り組み、お客様の多様なニーズに応えられる会社を目指します。仙台で「地域No.1」と認められる存在となるよう、さらなる成長を目指していきます。