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不動産業で役立つ資格7選

不動産業で成功を収めるためには、専門知識を身につけ、それを活かす能力が不可欠です。そしてそのためには、各種の資格取得が非常に有効で、それがお客様や取引先への信頼につながります。今回は、不動産業の主要な資格7つをご紹介します。



不動産業界で役立つ資格一覧

不動産に関連する資格は多岐にわたり、業務内容や目指すキャリアに応じて、取得すべき資格を選択する必要があります。以下に、厳選した資格の概要をご紹介します。

不動産業界で役立つ資格一覧

不動産業界で役立つ資格7選

1.宅地建物取引士

宅地建物取引士の資格種類や合格率、勉強時間、受験料

まず紹介するのは、「宅地建物取引士(通称:宅建士)」です。この資格は、不動産業者が取得すべき最も重要な資格の一つと言えます。宅地建物取引士は、不動産の取引業務全般に関する知識や法律を理解し、適切な業務を行うためのもので、国土交通省が認定しています。取引においても宅地建物取引士にしか行えない業務である、重要事項説明があります。重要事項説明とは、不動産取引において、不動産を買ったり借りたりする人が知っておくべき重要な事項を契約前に説明する、重要な業務です。

取得するメリット
不動産業(宅地建物取引業)を営むためには、必ず5人に1人以上の割合で宅地建物取引士が必要です。また、宅地建物取引士にしかできない独占業務も存在するため、不動産業界では需要の高い資格です。
宅地建物取引士の資格を保有している場合、資格手当が支給される場合も多く、不動産会社に勤める場合も、不動産業で独立する場合にも最優先で所持しておきたい資格です。
不動産業に興味があり、これから勉強を始めたいという方にも、最もおすすめできる資格です。

2.マンション管理士

マンション管理士の資格種類や合格率、勉強時間、受験料

マンション管理士」は、マンションの管理や運営に関する専門知識を有する資格です。所有していると、法律知識管理業務建物設備に関する知識など、マンション管理に必要な知識を証明できます。住宅の需要が高まっている都市部では特に需要が見込めます。

取得するメリット
マンション管理士の資格を取得するメリットの1つは、不動産管理会社での就職や転職に有利であることです。
マンション管理士は民法や区分所有法などの法律に精通し、マンションの構造や設備についても豊富な知識を有しています。
そのため、不動産管理会社にとって、マンション管理士としての専門知識を持つ人材は非常に重要です。
また、築年数が経過したマンションは増加しており、修繕や建て替えの需要は高まっています。近年の災害増加により、マンションの防災意識も高まっており、防災対策に関する相談も増えています。このような背景から、マンション管理士が求められる仕事が増加しており将来性も期待できると言えます。

3.管理業務主任者

管理業務主任者の資格種類や合格率、勉強時間、受験料

管理業務主任者」は、賃貸不動産の管理業務に関する専門知識を有する資格です。賃貸物件の管理会社に勤める場合、ほとんどの企業が「管理業務主任者」の資格を求めます。この資格を持つことで、賃貸不動産の管理や運営に関する専門的な知識の保有を証明できます。

取得するメリット
管理業務主任者にしかできない独占業務があるため、不動産関連の企業への就職や転職の際に有利になります。マンション管理会社が多くのマンションの管理を担当しており、管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務の報告などの仕事が必要不可欠です。

また、管理業務主任者の資格取得には、様々な分野の知識が必要です。そのため、異なる分野での基礎知識を身につけることができます。
管理業務主任者の資格はマンション管理士の試験と一部重複しているため、他の資格取得のきっかけとなる可能性もあります。

4.賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士の資格種類や合格率、勉強時間、受験料

賃貸物件の経営や管理に関する専門的な知識を持つことを証明する資格が「賃貸不動産経営管理士」です。資格取得者は経営計画の策定経営指導トラブル解決など、賃貸経営者に対して信頼性のあるアドバイスを提供できます。

取得するメリット
賃貸不動産経営管理士の資格は、所有している人が多くないため、不動産業界、特に不動産管理業者にとっては即戦力として期待され、未経験から不動産業界に飛び込む際も、この資格を有していることで顧客からの信頼を得ることができます。

また、不動産業界以外でも重宝されるケースがあります。
例えば、企業が自社で社宅を所有したり、賃貸物件を借り上げている場合があります。社宅の管理で、賃貸不動産経営管理士の知識を持っているとトラブルが発生した際にも適切に対応できます。

金融業では、投資物件を所有している顧客に対してファイナンス業務を行ったり、建設業やハウスメーカーでは建物だけでなく土地の活用に関する相談にのったり、こうした分野でも賃貸不動産経営管理士の資格は活かすことができます。

5.インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターの資格種類や合格率、勉強時間、受験料

インテリアコーディネーター」は、建物の内装に関する専門知識を持つ資格で、物件の魅力を引き出す提案ができます。不動産業界でもニーズが増えている資格の一つです。新築の家やマンション、リフォーム物件の販売時に、空間を美しく機能的に演出することができるため、物件の魅力を引き上げることができます。

取得するメリット
インテリアコーディネーターが取り扱う商品は、内装材や住宅設備機器、装飾品など、多岐にわたり、インテリアに関する知識が自然に身につきます。

そのためこの資格を有していると、物件の見栄えを良くするためのプロフェッショナルとして、物件のオーナーや購入者からの信頼を勝ち取ることができます。

さらに、その活用の範囲も広範囲です。
一般の住宅においても、部屋の一部のコーディネートから家全体のトータルコーディネートまで幅広く対応し、公共施設や商業施設、飲食店、ホテル、病院のロビーなど、多くの人々が訪れる場所のデザインにも携わることがあります。

6.不動産鑑定士

不動産鑑定士の資格種類や合格率、勉強時間、受験料

不動産業界で最も専門性が高いとされる資格が「不動産鑑定士」です。この資格は、土地や建物の価値を正確に評価する能力を示すもので、特に投資用の不動産取引においてその能力は重宝されます。大規模な不動産の売買・借地・地上げなどを行う際には、この資格が必要となる場合があります。
難易度は非常に高く、広範な知識が要求されるため、取得するには長い時間と高いコストがかかるという点を理解しておく必要があります。

取得するメリット
不動産鑑定士の資格を取得するメリットは複数あります。

まず、業務範囲が広く、鑑定評価業務だけでなくコンサルティング業務も担当し、依頼者は個人から法人、国や自治体、国外まで、幅広いです。

また、不動産の経済的価値を鑑定し、評価する業務は時代や場所を選ばず必要とされるため、需要が持続し、安定的な業務が期待されます。

難関資格であるため、所持している人が多くなく、資格所持者の価値が高く評価されることも、メリットの一つです。

7.ファイナンシャル・プランニング技能士(FP)
ファイナンシャル・プランニング技能士の資格種類や合格率、勉強時間、受験料

ファイナンシャル・プランニング技能士(通称:ファイナンシャルプランナー/FP)」は、お客様の資産を適切に管理するための知識と技術を持つことを証明する資格です。

取得するメリット
ファイナンシャルプランナーの資格を取得することには、様々なメリットがあります。
取得すると、金融商品の知識だけでなく、税金や保険、年金など幅広い知識を備えたプロフェッショナルとして、顧客に信頼される存在となり、キャリアの機会が広がる可能性があります。
そのほかに、賃貸経営や不動産投資の相談にのる際にも有効で、購入や売却時の税金計算、資産の運用提案などに活用できます。
ビジネスの場面だけでなく、個人の財務計画や投資、税金、保険などの分野の知識が向上します。
ファイナンシャルプランナーの資格取得は、将来のキャリアにおいて有益であると考えられます。

まとめ

資格を取得することは、不動産業界における自身の信頼性を高めるだけでなく、日々の業務においても適切な判断を下すための知識を得る助けとなります。取得する資格の選択は、個々の業務内容や、目指すキャリアによって変わります。

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