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不動産会社の経営形態の1つである「フランチャイズ」方式。耳にする機会は多いものの、
「いまいち仕組みがわからない」
「メリットがわからない」
「本当に儲かるの?」
このように感じている方も、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、日本最大の不動産フランチャイズを実際に運営するセンチュリー21が、不動産フランチャイズの仕組みやメリット・デメリットを徹底解剖します。
そもそも「フランチャイズ」とは
本部の主な役割は、広告やシステムの導入、加盟店のサポートなどです。加盟店は「支店」とは異なり、各々が独立した事業者。本部の知名度やサポートを活用し、売上アップを目指します。
フランチャイズとは、加盟店(フランチャイジー)が本部(フランチャイザー)に対価を支払う代わりに、ブランド(たとえばセンチュリー21の屋号やロゴなどの)使用権や経営ノウハウなど、通常何年もかけて培うメリットを得て事業を行うビジネス形態を指します。フランチャイズの仕組みは、コンビニや飲食店などをはじめとする多くの業界で取り入れられています。
不動産フランチャイズの仕組みも、その他のフランチャイズと同様です。加盟店は加盟金やロイヤリティを支払うことで、本部の看板や商号を利用でき、経営ノウハウを享受できます。
必要な費用
不動産フランチャイズ加盟時および運営中に必要な費用は、次のとおりです。
・加盟金
・保証金
・ロイヤリティ
・店舗関連費
・システム使用料金
・広告費
なお、センチュリー21フランチャイズでは保証金やシステム使用料等は頂戴しておりません。
本部の役割
不動産フランチャイズにおける本部の役割は、加盟店の収益増および業務効率化のサポートです。
・広告・ブランディング
・研修・求人
・マネジメント・コンサルティング
・ITシステム導入
・独自サービスの開発 など
加盟店のルール
不動産フランチャイズの加盟店に課せられるルールは、本部によって大きく異なります。
比較的、自由に経営できるフランチャイズもあれば、使用する販促ツールを指定されたり、加盟時の資産状況に規定があったりするケースもみられます。
一方で、加盟時に宅建業免許を取得していることは、ほとんどの不動産フランチャイズで求められます。
不動産フランチャイズに加盟する3大メリット
「信頼」が得られる
お客様や取引先からの「信頼」が得られやすくなるのは、フランチャイズに加盟する大きなメリットの1つです。
不動産仲介会社には「商品」がありません。仲介手数料の上限も法律で決まっていることから、不動産会社のイメージや相談しやすさを大きく左右するのは「認知度」および「信頼感」であると考えられます。
▼2021年不動産仲介会社取扱高ランキング
(出典:公益財団法人不動産流通推進センター)
上記、仲介手数料ランキングを見ても電鉄系や財閥系など、古くから不動産業を営んできた総合不動産事業者の仲介部門が、仲介数および手数料ランキングの上位を独占しています。
これは「知名度の高さ」が不動産仲介会社の収益に大きく影響していることを意味しています。
「高額な不動産を安心・安全に取引したい」という顧客心理に鑑みれば、認知度の高さは安心のための大きな指標になることは容易に想像できます。
フランチャイズ加盟にかかる費用は決して安価ではありませんが、誰もが知る看板のもとで営業できることは「認知度の高さ」の重要性が高いこの業界で安定して経営していくための大きな強みとなることでしょう。
加盟店同士の横のつながりができる
フランチャイズに加盟することで、日本全国および世界のネットワークを活用した、地域間の不動産取引の紹介や情報共有が可能になります。
また、定期的に開催される研修や勉強会に参加することで、業界のトレンドや新しいビジネスモデルを学ぶチャンスも広がります。
加盟店同士の横のつながりをもつことで、成功事例や失敗事例を共有したり、単独で事業を運営しても得られないノウハウが手に入り、事業の発展や大きな成功につながります。
経営サポートを受けられる
フランチャイズに加盟する最大のメリットの1つは、経営サポートが充実していることです。
センチュリー21では、加盟店向けに経営戦略の立案から実行までのサポート、研修プログラム、営業戦略のアドバイスなど、事業運営に必要な多岐にわたるサポートを提供しています。
会社を経営していく上で直面する可能性のあるさまざまな課題に対して、経験豊富なスタッフが一対一で対応し、具体的な解決策を提供しています。
経営のノウハウがまだ乏しいスタートアップの段階でも、このような充実したサポートによって、安心して事業を運営することができます。
広告宣伝や営業支援システム導入費が削減できる
近年、不動産業界では急激に「テック化」が進んでいます。顧客ニーズに合わせ、不動産広告の大半はWebに移行し、業務効率化のためのMA(マーケティングオートメーション)や顧客管理システム、営業支援ツールの多くがIT化しているのです。
情報の取得や共有のスピードこそが、顧客および不動産会社の機会損失を防ぐといっても過言ではありません。
今後さらにIT重説や電子契約は主流になっていくことが見込まれ、広告宣伝費に加え、自社にさまざまなシステムを導入し、社員を教育するコストや手間も膨大になるものと推測されます。
不動産フランチャイズは、加盟店の業務効率化と利益向上のため、さまざまなシステムをいち早く導入しているものです。
たとえば、物件情報と顧客情報を一元管理し、日々の業務を飛躍的に効率化できるセンチュリー21独自の営業支援システム「21Cloud」は、加盟店であれば無料でご利用いただけます。
大手の看板のもとで営業できるだけでなく、このようなサポートや支援が継続的に受けられることで広告宣伝費や営業支援システムの導入費用を削減できる点も、フランチャイズ加盟の大きなメリットです。
不動産フランチャイズに加盟するデメリット
費用がかかる
不動産フランチャイズに加盟するには、初期投資として加盟金が必要となります。
これは、フランチャイズのブランドやノウハウ、営業ツール等を利用する権利を得るために必要なものです。
さらに、運営を始めた後も、ロイヤリティ等の支払いが継続的に発生します。
出店場所が制限されることも
フランチャイズ本部は、加盟店同士の過度な競争を避けるため、出店場所を規制することがあります。
これにより、希望の立地に店舗を構えることができない可能性もあります。
立地は不動産業界において重要な要素の1つですので、この点はデメリットととらえられることも少なくありません。
自由な経営ができないことも
フランチャイズに加盟している場合、独自のサービスを導入したり、オリジナルのプロモーションを行ったりするのが難しいケースもあります。
たとえば、キャンペーンの実施時期や内容、使用する広告素材など、加盟店の自由な判断で行える範囲が限られる場合があります。
このようなデメリットを超えるメリットが感じられるか、デメリットがマイナスにならないような経営ができるかという点は、加盟前にじっくりと考える必要があるでしょう。
不動産フランチャイズが向いている人・向かない人
フランチャイズへ加盟するメリットは、本部からの情報サポートを効率的かつ積極的に取り入れることで、長年かけて築かれた信頼や経営ノウハウを享受できることにあります。
下記の内容に当てはまる方には、フランチャイズが向いているかもしれません。
・経営ノウハウを取り入れたい
・単独店舗の限界を感じている
・新規事業として不動産業を始めたい
・売上を早く伸ばしたい
・経営を軌道に乗せたい
アドバイスに耳を傾け、活用できるかどうかは経営者次第。本部への信頼と経営を安定・拡大したいという気持ちが前提となります。
次のような方には、フランチャイズが向かない可能性があります。
・独自の経営方法を確立したい
・本部・加盟店と協力できない
本部やその他の加盟店と協力し、経営ノウハウを提供してもらうことは、フランチャイズ加盟の大きなメリットです。
しかし、自分流の営業を貫きたい方にとっては、逆に足枷になってしまうこともあります。
ただし、独立することを見据えて、フランチャイズ加盟を検討している場合はこの限りではありません。
将来的に独立を考えている方におかれましても、まずはフランチャイズに加盟して営業ノウハウを培うことも選択肢の1つです。
不動産フランチャイズ大手センチュリー21の仕組み
センチュリー21は1971年、不動産大国アメリカで誕生しました。
日本ではセンチュリー21ジャパンを本部とし、2022年3月時点で約1,000店舗の加盟店で7,000名近いスタッフが不動産取引をサポートしています。
世界最大級のネットワークと知名度
センチュリー21は世界85の国と地域で展開されており、14,000店舗、150,000万人のスタッフが日々、不動産仲介にあたっています。世界最大級の不動産ネットワークを活用することで、海外不動産に興味がある方、あるいは海外の投資家へも積極的にアプローチできます。
直営店ゼロ
不動産フランチャイズの多くは、加盟店のみならず直営店を有しているものです。一方で、センチュリー21の直営店はゼロ。フランチャイズに特化することで、本部の経営資源を全て加盟店の支援やサポートに注ぐことができます。
強力なバックアップ体制
昨今、急速にデジタル化が進んでいる不動産業界。法改正も多い今、実践的かつ効率的に業務を進められる体制を導入し、使いこなすことは、不動産会社の生き残り戦略の1つであるといっても過言ではありません。
センチュリー21フランチャイズの加盟店は、物件管理・顧客管理・追客を一元化できる独自のシステムを無料でご利用いただけます。不動産ポータルサイトへの一括登録、写真や間取り図の自動登録もできるため、大幅な業務効率化・売上アップに貢献します。
まとめ
不動産フランチャイズとは「信頼」を得て営業活動に専念できる環境が手に入る仕組み
不動産フランチャイズは、本部の知名度やシステムを活用し、加盟店の業務効率化や売上アップを図る仕組みです。新規開業する不動産会社はもちろんのこと「業績が伸び悩んでいる」「長く安定して経営を続けていきたい」「単独店舗の限界を感じている」といった不動産会社にもメリットが大きい経営形態だといえるでしょう。
センチュリー21フランチャイズの加盟費用やサポート体制、加盟後の流れなどの詳細については、どうぞお気軽にお問合せください。
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